2015/06/12
温いサイン
仙台のnuquite ROOMのサイン。
サインの光源もLEDが主流になってきて、
かなり減ったネオンサイン。
LEDは輝度の高いクールでクリーンな光というイメージですが
熱を帯びたようなホットな光は今のところネオンにかないません。
(実際にはネオンはさほど熱はもたないのですけど)
そんな温かなネオンサインをつけたいんです、と
温手の髙橋さんから相談を受けたとき、
よっしゃきたー!!と思いました。
と、いうのも新規のネオンサインの製作は
今あまりなく寂しく感じていたのです。
ちなみに看板のことならchicoriに聞くと良いよ、と紹介してくれたのは
APAKABAR?。
ありがとうございます!
LEDだってネオンサインだってchicori葛西におまかせ。
看板屋にいたころに葛西が取り付けたネオン、
LEDサインは日本中に点在しておりますよ(笑)
ネオン管の製作は青森市の牧野ネオン。
ネオンを点灯していないときもオレンジ色がご希望でしたので、
オレンジ色に着色された管を使用しています。
まっすぐなネオン管をバーナーで炙りながら曲げます。
そう思うと、この美しいライン…これぞ、すご技!
点灯するとホワァと周りに広がる温かな光はネオンならでは。
その他にも、
鉄のフレームは(有)二唐刃物鍛造所、
木の部分は古家具ミヤマコ、
スチール文字は株式会社ブレーメンと
様々な方たちの手が入っております。
鉄のフレームは焼き色仕上げ。
写真では真っ黒に見えますが、鉄の素材の色です。
二唐さん溶接部分まで焼き色に仕上げていただきました。
ミヤマコの技術もさすがです。
新しい板を加工したという風には見えません。
髙橋さんの要望から古材があうかな、と感じミヤマコがすぐ浮かびました。
スチール文字も鉄の色。
錆びていきますが、それも経年変化として楽しみたいとのこと。
一般的に文字サイズからいくと3.2mm厚の鉄板を使うところですが、
あえて4.5mm厚にすることで重厚感をだしています。
15mm浮かすのが葛西基準なのですが、ネオンとの高低差やフレームの厚さなどを考慮して20mm浮かしています。
(その感覚は葛西のフェチズム的なところになるのですが…)
組み上げは葛西の仕事。
サインのディレクション、文字の配置、ネオンサポートやトランス配置、取付けセットアップなど。
たくさんの人たちの手の入った看板が、ブレーメン工場から旅だっていきました。
現地での取付け作業を終えて、いただいた写真がこちら。
仙台でnuquiue ROOMの顔として頑張っています。
★★★★★
そしてこちらは開店祝いとしてとして製作いたしました。
nuquiteクッキー型!
クッキー型はステンレス製。
型押しのスタンプはアクリル。
ステンレスの型は葛西がせっせと曲げて溶接。
スタンプに使われているアクリルはEasy Livingに最近導入されたレーザーマシンでカットしていただきました。
今までの葛西の手切りから精度が増しました!(笑)
さらにゆぱんきにお願いしてクッキーも焼いていただきました!
もちろん人気のスパイスクッキー!
銘菓っぽく仕上げました。